PNL第3戦 京の桜カップレポート

開催地 : 京都府 南丹市亀岡市 パラパーク京都
協力スクール:TAKパラグライダースクール、びわこパラグライダースクール、京北パラグライダースクール
主催:BIRDSパラグライダースクール 八木町観光協会 八木町体育協会
<プロローグ>
 名前の通りまだ桜が残る京の桜カップは、チャレンジでは成立実績のある京都府中部に位置する南丹市亀岡市の大会ですがナショナルとしては初めてです。エリアの未知の空域をナショナルの選手がどのように戦略を立ててフライトするかが見どころの大会となりました。
<2010年4月17日>
 北風が強い予報でしたが、日照によっては局地なコンディションの好転に可能性を託しましたが、北強風により時折雨模様となり、テイクオフで行われる予定の開会式も、引き返して本部で行われました。地元観光協会より歓迎のお言葉を頂き、関西電力からの注意喚起セミナーを受け高圧線の知識も増えたところで、メグミルクからのドリンクとBIRDSメンバーとそのクラブ員の和食さとシェフからの歓迎でフランクフルトクリームチャウダーを頂きました。

午後に風が弱まる希望的観測もあったのですが、天気はよくなれども14時を回っても風が収まらず、競技キャンセルとなりました。

<2010年4月18日>
 大きな高気圧に覆われ、天気は大丈夫なのですが高層雲がサーマルをさえぎってしまう不安材料もあり、ナショナルでは堅実な50.1kmのタスクが発表されました。ウインドウオープンは11時45分、デパーチャーオープン12時15分のエラップスタイムが発表されました。サーマル雲はほとんどありませんが、選手たちはガグリングをしながらサーマルを育てていきます。デパーチャーオープンとともにたくさんの選手がスタートできましたが、距離を重ねるごとにトップグループは先月の京の都カップ勝者の高杉慎吾選手がトップを引っ張るリードを見せ、正木晋選手、小幡洋三選手、只野正一郎選手、地元の大澤行英選手となりました。女子では増子友美選手が男性に一生懸命にくらいついていきます。サーマルトップは平均して1500mといったところですが、大間隆彦選手はそれよりもはるかに高く手堅くコマを進めます。そういった中、中盤セカンドグループから植田真吾選手が追い上げてトップグループにっ加わり、ますます面白い展開となりました。残り15kmを残し、先に正木晋選手がいいサーマルで高い位置につけリードします。しかし最北端のB39のリターン後の約11キロのファイナルグライドでは大澤行英選手がラストスパートを早くかけることに成功し、2時間を切ってトップでゴールしました。続いて正木晋選手、小幡洋三選手、高杉慎吾選手、植田真吾選手と上位5名の時間差は3分ととても僅差のゴールとなりました。

トップグループからは遅れたもののセカンドグループでは若手の前堀善斗選手が、6位の稲見祐二選手に続き総合7位入賞です。八方のPWCでは地元でもあるので期待できそうです。女子では増子友美選手が総合で11位の順位でゴールしレディース部門優勝です。シリアルクラスでは大間隆彦選手が初優勝を飾りました。コンディションは長く続き、最後にゴールされたのは女子の田前英代選手です。4時前まで粘りに粘っての見事なゴールです。総勢20名選手がゴールされました。


入賞者のみなさん、ゴールされた皆さんおめでとうございました。
 フライト後は男前豆腐のお豆腐和食さとシェフが腕をふるったおいしいおでんがふるまわれ、選手の皆さまのフライトの疲れを癒されました。

表彰式は終始とても和やかなムードのまま行われました。皆様遅い時間までありがとうございました。


 今回の大会開催にあたり、御協賛企業様をはじめ、お手伝いいただきました近隣のスクール様、地元スタッフのみなさん、たくさんのご協力ありがとうございました。





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